単発プレスは60トンプレスをメインとし、ダイセット金型及びQDC金型による生産を行っております。
金型にはガイドや位置決めピンがあり、それに従って製品をセットすることで寸法精度を確保しております。作業者はガイドや位置決めピンに合わせて製品を置くだけで簡単にセットでき、プレス機のボタンを押して加工します。
多品種少量生産を効率よく行うには、適正な範囲での小ロット化と段取り工数の低減が課題です。QDC金型は段取り工数低減に効果的であり、積極的な導入を進めております。
金型製作時にダイセット金型かQDC金型かを選択しますが、製品サイズや形状などから総合的に判断して、その製品加工にとって最適な仕様を決めております。
QDC金型による加工は、金型のダイセット部分を汎用化してプレス機に固定し、モノを作る金型の中身の部分だけをカートリッジ式にし、製品によって入れ替えて生産する工法です。以下のようなメリットがあります。
※当社で採用するQDC金型はNo.3のサイズのみです。